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クリスマス・キャロル ディケンズ作 脇 明子作
クリスマスということで、読んでみた。昔、高校の世界史の先生がこの本を勧めていて、記憶の片隅にはあったが、読んだのは今回が初めてだった。
なんだかクリスマスっていいなあと思えるそんな作品だった。今年のクリスマスはご飯を外に食べにいくぐらいで終わってしまたけれど。また来年は、家で豪華な料理をつくってゆっくり過ごしたい。
スクルージと自分を重ねながら読んでいた。自分も誰かと賑やかにクリスマスを祝ってみたい。
「人間の行く道が変わらなければ、行き着く先はだいたい決まっているのかもしれません。」
「なんだか、気の毒でさ。腹を立てようとしても、立てられないんだよ。あのやっかいな性分で困るのはだれだい?いつだって自分自身さ。例えばさ、僕らを嫌うことに決めたもんだから、ここへ食事に来ようとしないだろ。それでどうなったと思う?まあ、たいしたごちそうを逃したわけでもないがね。」
自分のことを言われているようできつかった。
長い時間孤独でいると、だんだんと卑屈な考えになってしまうものなのかなあ。